近年MEO対策での集客が流行っていますが、対策の仕方がわからずに対策していないお店や企業が多いのではないかと肌感覚で思います。
Googleマイビジネスを知らない方でも知らずしらずのうちにGoogle検索で目にしていることがあると思います。
ユーザーとして利用しているからこそ上位表示された場合のメリットやデメリットを少しの説明で理解しやすいため、上位表示さえできれば費用対効果の高い宣伝ツールになります。
様々なビジネスに利用しやすいため、この機会にぜひ使い方や運用方法について知識を深めて頂けたらと思います。
Googleマイビジネスとは?
Googleマイビジネスとは、Google検索やGoogleマップでお店や企業の特徴、営業時間などの情報を掲載できるツールで、多くの情報を載せることができます。
なので、強い宣伝効果を持っています。
Googleマイビジネスは2014年6月にできたサービスのため、比較的まだ新しいサービスです。
SEOのようにコンテンツ内容によって表示される順位が決まり、順位が高ければ高いほど閲覧されるというシステムになっています。
Google検索で地名と業種で検索するとホームページの表示の前にGoogleマイビジネスが表示されます。
競合相手が対策を行えば行うほど上位表示することが難しくなってくるため一概には言えませんが、都市部の人の往来が多い地域での上位表示は難しくなってくるのではないかと考えます。
その理由として、資本力のあるお店や企業はトレンドであるMEO対策を行っている方が自然なため、閲覧数を増やして収益に結び付きやすい都市部では対策を万全にしている可能性が高いためです。
業種によってはMEO対策をあまり行われていない場合もあるため、あくまで目安程度で考えて頂ければ幸いです。
Google JapanのYouTubeチャンネルにGoogleマイビジネスの簡単な紹介動画がありましたので、紹介しておきます。
Google マイビジネスのご紹介
それともう一つ、Google公式アカウントの公式サイトのリンクを下記に張っているので、アカウントの作成される方や興味のある方はこちらからどうぞ。
Googleマイビジネスで掲載できる情報
Googleマイビジネスで掲載できる情報を詳しく説明していく前にいったんどういうものがあるかをまとめます。
- プロフィール(ビジネス名、業種名、ロゴ写真、カバー写真)
- 初回特典(画像や説明付きで初回特典を新規顧客にリーチすることができます。)
- ビジネスの略称(ビジネスの略称は1年に3回変更できるようです。)
- 住所(Googleマップとリンクするため設定するとアクセス数アップに繋がりやすいです。)
- サービス提供地域(商品配達や出張型のサービスの対象地域を表示することができます。)
- 営業時間(営業時間中のビジネスは優先的に検索結果で表示されるためユーザーとお店や企業、どちらにとってもメリットが大きい情報です。)
- 特別営業時間(元旦などの祝日でもビジネスをやっているかなどを簡単に情報を手に入れることができるためとても便利な機能です。)
- 電話番号、ウェブサイト(閲覧数や検索数が増えてくると電話での問い合わせ件数やホームページへのアクセス数がとても多くなってきます。)
- ビジネスの説明(最大750文字まで入力することができます。)
- 写真、動画、投稿(写真や動画、投稿はいくつでも投稿でき、写真と動画はユーザーが投稿することもできます。)
写真のルールは、
・形式 JPGまたはPNG
・サイズ 10キロバイト~5MB
・推奨解像度 720px×720px
・最少解像度 250px×250px
品質はピントが合っていて十分な明るさがあり、過度な編集は避けるようにとGoogleマイビジネスヘルプで明言されています。
動画のルールは、
・時間 最大30秒
・ファイルサイズ 最大75MB
・解像度 720px以上
ここまではスマホ版で編集できる内容をご紹介しましたが、下記からはPC版のGoogleマイビジネスで編集できる内容をお伝えします。
PC版のGoogleマイビジネスはすべての機能を使用することができますが、スマホ版では一部の機能が使えません。
- リンク(メニューリンク、事前注文リンク、予約リンク)
- メニュー、商品(メニューはテキストのみ表示することができ、商品はテキストや写真など様々な情報を載せることができます。)
- ビジネスの属性(支払いに使える手段やどのようなサービスをしているかなどの当てはまる特徴を表示することができます。)
- 開業日
スマホ版Googleマイビジネスのインストール
スマホ版のGoogleマイビジネスは簡単に月間の閲覧数や検索数を把握できるため、データ収集の効率化を図ることができます。
写真やビジネスのお知らせなどもスマホ版からできるため、PCがない外出中でも情報配信することができます。
今回はiPhoneのアプリのインストール手順を説明していきます。
App StoreでGoogleマイビジネスと検索すると次のような画面が表示されます。
筆者はもうGoogleマイビジネスを既に取得しているため「開く」になっていますが、本来表示されるはずの「入手」のボタンを押すとインストールが始まります。
インストールしてアプリを開くと、gmailの認証とGoogleマイビジネスのビジネスの作成をしていきます。
Googleに既に自分のビジネスが登録されている場合は、そのビジネスをオーナー認証して情報を引き継ぐことができます。
ビジネスの情報を引き継ぐ際は、Googleに登録されているビジネス名を入力すると候補の引き継ぐビジネスが表示されるので、それを選択して登録を進めると良いです。
次にカテゴリや実際にユーザーが訪れることができるビジネスかの確認、住所乃入力などを済ませるとビジネスアカウントの作成と情報の編集の権限が与えられます。
閲覧数の確認やクチコミの返信は、はがきによるオーナー認証をすると機能を利用できるようになります。
Googleマイビジネスのオーナー確認
Googleマイビジネスはビジネスの所有権を持っている方がオーナー認証しないと、編集機能やクチコミ返信することができません。
これはビジネスの所有権を持っていない人が誤ってGoogleマイビジネスをオーナー認証してしまう可能性を防ぐこともできます。
そのためGoogleマイビジネスの運用していくのであれば、オーナー認証することは必須となってきます。
それでは、Googleマイビジネスのオーナー認証の方法を説明していきます。
Googleマイビジネスを開きダッシュボード画面が表示されると「今すぐオーナー認証」という箇所があるのでそこをクリックまたはタップします。
送付先を確認して、ハガキを送付のボタンを押します。
はがきは通常14日以内に届くとされていますが、はがきの到着が遅延する場合もあります。
はがきが届くとGoogleマイビジネスを開き、「今すぐオーナー確認」のボタンから確認コードを入力する画面を開きます。
はがきに書かれている確認コードを入力すると、オーナー認証が完了してクチコミの返信などの機能が使えるようになります。
オーナー認証が終わるとビジネス名の横に青いチェックマークが入ります。
ですので、この青いチェックマークがオーナー認証が完了した目印になります。
Googleマイビジネスのウェブサイト
Googleマイビジネスは必要な情報を入力した後、左のメニュータブのウェブサイトというところから無料のWebサイトを公開することができます。
Webサイトの内容はGoogleマイビジネスの情報が自動的に反映されるため、自分でホームページを作る労力はかかりません。
自分でホームページをカスタマイズすることができるため、もともとあるホームページを少し修正するだけでしっかりとしたホームページを作ることができます。
ドメインは自分のビジネスの業種にあったものが付与されており、Google Domainsから最安価格年/1,400でカスタムドメインを取得することもできます。
Googleマイビジネスの上位表示のコツ
筆者は、兵庫県神戸市の六甲道という所でバルをしていて六甲道+○○の検索でよく上位表示されていました。
そのかいあって2021年の1月15日現在のデータですが、大体3万以上の数字が出てきています。
この閲覧数などの数字は月間の数字のため1日1,000回くらいが目安になります。
衛生対策の情報や営業時間の変更のデータをタイムリーに反映してくれるため、多くのユーザーに大切な情報を表示できているということになります。
MEO対策のポイントを正しく抑えているかの差で閲覧数や検索数が天と地の差になってしまうため、MEOについての対策は正しい運用を適切にすることが求められてきます。
今回は基本的なMEO対策のコツを説明していきます。
・ユーザーのクチコミに返信している。
ビジネスライクになりすぎず親しみのある返信を心がけるとよいようです。
詳しくは下記のリンクから参照してください。
- ロゴ写真やカバー写真を設定している。
- ビジネス情報を正しく入力している。(電話番号やビジネスの特徴、ビジネスの説明など)
- 祝日などの特別な日の特別営業時間の情報を入力している。
前もって祝日の特別営業時間を入力することができるので、祝日の営業日程が決まっている場合は前もって入力しておくと良いと思います。
- 衛生情報を正しい入力している。
- Googleが定めるルールを守って最低限以上の写真を追加している。
ビジネス用の写真のルールは下記に分かりやすく、詳しく表記されているのでぜひブックマークなどをしていつでも確認できるようにしておくと大変便利です。
クチコミの数も上位表示に大きく関係しており、クチコミを見返りなしで頼むことは問題がないためメールやSNSでクチコミを促すのは良しとされています。
何かサービスをしたり割引したりなどは規定に反しているため、純粋にユーザーに評価を求めるよう心がけてください。
Googleマイビジネスの投稿
Googleマイビジネスでは、閲覧するユーザーに向けて情報を発信することができます。
投稿の種類は以下の中から選ぶことができ、種類ごとに公開できる情報が変わってきます。
- COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のステータス コロナによるビジネスへの影響の変更をお知らせすることができます。
最大1,500文字まで文章を書くことができます。
あと、条件付きでウェブサイトを載せることができます。
ボタンの追加をONにしてその後5つの表示方法から最適なものを選ぶと、ウェブサイトを載せてユーザーに情報をリーチしやすくすることができます。
- 予約
- オンライン注文
- 購入
- 詳細
- 登録
- 最新情報
- イベント
- 特典
イベントと特典は、開始時間と終了時間を載せることができます。
- 初回特典
また特典と初回特典は、クーポンコードや利用規約、ウェブサイトのURLを掲載することができます。
Googleマイビジネスのインサイト
Googleマイビジネスのデータは、インサイトから様々なデータを見ることができます。
- ユーザーが自分のビジネスを検索した方法
- ユーザーがビジネスを見つけるために利用したGoogle サービス
- ユーザーの反応
- ルートのリクエスト ユーザーがビジネスまでのルートを検索した地域
- 電話 ユーザーがビジネスに電話をかけたタイミングと回数
- ビジネスが認知されている要因
顧客の行き先選びに役立つメイン属性に関する評価
- 混雑する時間帯
- 写真の閲覧と写真の枚数
自分のビジネス写真の表示回数が、同業他社と比較して表示されます。
折れ線グラフや棒グラフも用意されており、一目でデータが把握できるようになっています。
アクセス数や電話の問い合わせ件数などのビジネスの売り上げに直結するデータが端的に表示されていることもGoogleマイビジネスのインサイトの強みです。
MEO対策について説明してきましたが、SEOについてはこちらの記事に詳しく書いてあります。
SEOコンサルティングとは?SEO対策や相談を受け付けております
以上、Googleマイビジネスについてのご説明でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。