SEOにも強い特化ブログ!すぐに始められる情報特化ブログをご解説

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特化ブログとは、一つのジャンルやテーマを絞り扱っている情報に共通性を持たせることで、特定の内容に特化させたブログのことを指します。
自分の得意で好きなジャンルの記事を書くことで、似た趣味の人を集めたり、特定のアフィリエイト目的でその商品に興味がありそうなユーザーを集めたりすることができます。
人集めや収益化を目的としたメディアということで人気の特化ブログですが、実際に始めてみると「収益化が難しい」「思ったほど人が集まらない」などの問題に直面するため、継続する気力を失う方も多いです。
うまくいけば人集めだけでなく安定的な収益も見込めるものですが、コツと根気も必要なため、うまくいかないと途方もない労力と時間を消費してしまうことにも繋がります。
今回は、そんな特化ブログを成功させるために、今日からでも始められる正しい特化ブログの作り方や特化ブログの特徴について解説していきたいと思います。

目次

特化ブログのメリット・デメリットとは?なぜ今特化ブログを作るのか

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まずは、特化ブログを作る理由について説明していきます。
大きな理由の一つとして、そのブログの権威性・信頼性・専門性(EAT)を得やすくすることができるという利点が挙げられます。
雑記ブログとしてバラバラなジャンルの記事をランダムに更新していくより、一つのジャンルに対して役立つ情報を積み重ねていくことで、このEATをより得やすくさせることができるのです。
このEATを得ていくことで今度はSEOの評価も得やすくなるので、結果として集客に繋げるための施策として利用できます。
また、1つのジャンルで信頼性を上げ集客力も上げることで、ターゲットユーザーを絞ることができ、そのユーザーたちが欲しいと思うものを紹介しやすくなります。
うまくいけば、メーカー側からも新商品の提供や貸し出しなど、記事広告の企業案件を受けやすくなるので、収益性を上げていくことができます。
こうしたスパイラルを積み上げていきやすく、SEO、収益性、信頼性それぞれを並行して成長させることができるのが特化ブログのメリットと言えるでしょう。
また、特化ブログは記事数もそこまで多く必要ではなく、多く更新することよりも専門性の方が重視されます。
雑記ブログと比較すると、更新の量については気を遣わなくて良いので、毎日記事を書かなければ…と追い立てられるようなことはありません。

デメリット,イメージ


ただし、1つ1つの記事に手間と時間をかけて、きちんと内容の裏付けや専門性・正確性のある情報をまとめ、専門知識を見ている人に分かりやすく伝える必要があるので、自分が得意ではないジャンルで特化ブログを作る場合には、調査に時間がかかってしまうことがデメリットです。
当然ながら、自分が詳しくないジャンルで特化ブログを作るのであれば、他サイトの情報を参考にするにも内容の正確性を確認するため、きちんとしたファクトチェックを行う必要があります。
一度書いた記事に対しても、最新情報が入ったり変更があった場合には追記や更新を行い、狙いに対してうまくいっていない場合の修正など記事をメンテナンスしていく必要もあります。
このあたりは、商品ありきで新しいジャンルに足を踏み入れる場合にはデメリットとしてのしかかってきます。
同様に、得意ジャンルではない場合に集客がうまくいかないと、他の収益化に繋げることが難しいというのもデメリットです。
基本はSEOやSNS等を利用した集客が中心になりますので、きちんとした正確性や権威性、信頼性を積み上げていけない場合は上位表示ができずに、書き続けていてもなかなかユーザーが集まらないといった状況に陥ります。
そうなると、時間をかけても無駄なのではないかという気持ちになり、記事を書き進めたり継続しようという気持ちがなくなってきてしまいます。
ジャンルに特化してある程度の記事を書き進めた後は方向転換も容易ではないので、ほぼ1からやり直しとなると相当な根気が必要になります。
知識が不足していると、一生懸命やっているはずなのに効果が出ない状況に陥りやすく、不得意分野や専門ライターがいない場合には、続けるのがつらいというのが最大のデメリットと言えるでしょう。
ですが、それらを補っても余りあるメリットや、マネタイズのしやすさや集客のしやすさがあるので、どうせ今から始めるなら特化ブログをおすすめします。
これから新規参入して収益性の高いメディアを持つためには、特化ブログの作成が必要になるというわけです。

人が集まる特化ブログを作り始めるには?テーマ編

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特化ブログを作る際には、集めたいユーザーが決まっている、ライティングが容易である、片手間でも運用できるといった条件が揃っている段階で始めるケースが多いです。
以前はブログの漠然としたスタートから結果的に特化ブログになった人も多かったですが、今から始める場合には悠長なことをするよりも最初から特化ブログとして絞って作り上げた方が良いです。
狙いを明確にしてジャンルを絞り、専門性や情報に特化していくことで、検索エンジンの評価や検索結果を見ているユーザーのクリック、滞在率の上昇に繋がります。
そこで最初は特化ブログの記事テーマの作り方から紹介していきます。

新商品などのニュース・トレンド系

新しい情報というのは、速いほどそれだけライバルが少ないものです。
そのため、検索した時に人の目につきやすくなると思います。
とはいえ、ただただニュースをコピペして垂れ流すだけでは専門性は低くなります。
そこに個人の感想や見解、類似の補足情報など、配信元のニュースメディアの情報にプラスでコンテンツを付け足すことで、ただのコピペではないしっかりとしたコンテンツを確立させていきます。
なので、トレンド系を取り入れるならジャンル専用のニュースメディアやSNSのチェック、情報収集はある程度必要です。
集客に繋げやすい内容であり、時間勝負ではありますが手軽に作成しやすいので、ある程度余裕が出てきたら力を入れてみましょう。

実体験を伴うまとめ記事

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実際に写真や画像などを付けた実体験を伴う記事というのは、ユーザーにとっても追体験を促すことができるので、コンテンツとしての評価を上げることができます。
美容系などで例を挙げれば、定期的なレポートや実際に商品を使ってみたレポートを記載するのも効果的です。
実際に体験しているオリジナルのコンテンツで、かつ実際の写真や動画も一緒に載せて信頼性を上げることで、正確性や信頼性も上げることができます。
料理系のブログでは、実食体験レポ、実際に作ってみた工程紹介、可能であればお店の人のインタビューや自分がやっている作業のハウツー記事など実際にアクションを起こした記事はいいと思います。

ジャンルの中でさらに細分化した記事

専門性を深めていくためには、1つ1つジャンルを掘り下げていくことも効果的です。
子育て特化ブログであれば、子育て中便利だったアイテムや使用してみたレビューを、子供の年齢や男女別に分けて書いたりと、ジャンルの中でもさらに細分化していきます。
子育てに便利なアプリやサイトの紹介や、子育ての悩みを共有できるサイトの紹介(自分で交流掲示板を立てても可)もお役立ち記事として評価が高いです。
さらに、子育ての悩みあるあるを出して共有したり募集したり、今度はその悩みに対しての個別の解決方法の記事を用意したりという形で、ジャンルの中でもさらに掘り進めて細分化をすることで専門性の高い情報が集まり、読めば解決できることで権威性や正確性をつけていくという記事の作り方ができます。

複数の情報をまとめて一覧化できる記事

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内容としてはランキングや比較のような、複数の情報をまとめて一覧で見られる記事が該当します。
そこから細分化された記事への導線をつけたり、ユーザー同士の議論を活発にしたり、常に最新情報を意識してアップデートしたりといったコンテンツになるようにします。
ユーザーとしても知りたいこともあり、そして結論も出るので、読みたい、読んでよかった記事にすることができます。ただし正確性だけはしっかり担保しないといけません。
ランキングであれば根拠が欲しいところですし、閲覧者の納得感をきちんと生み出さなければいけません。
ただ何となくランキングという形にして並べるだけでは、自分の権威性がしっかり評価される前は高評価をもらいづらいので、ランキングなら評価点を定めてそれに沿った理由付けを行ってください。
比較についても、例えばアフィリエイト商品がある場合などは売るために贔屓したくなってしまいがちですが、ある程度フェアな視線風にしておかないと不自然になってしまいます。
露骨に広告に誘導してしまうと、信頼性が下がってしまうので注意しましょう。

中にいる人の人となりが伺い知れる記事

雑記ブログと違って収益化をしやすい特化ブログということでテーマを紹介していますが、雑記に近いものも本当はあった方がいいです。
割合の問題で、雑記は総記事数の10%以下に抑えておくのが良いでしょう。
なぜ雑記があった方が良いかというと、インフルエンサーというほどではないものの、書き手の人柄や生活スタイルが分かり、閲覧者に愛着を持ってもらったり、共感を得てもらいやすくなったりと、ブランディングに繋がるからです。
特化による権威性や専門性は関係なく、信頼性に関わってくるような内容ですが、実際顔が見えたり、どういう人なのかが見えてくる記事と、普通に紹介だけ淡々としている記事ならどちらの方が内容に信頼感を置けるか?というのを考えてみてください。
実生活なら高額の商品を買う決断する時には行きつけのお店か安いお店かといった基準があると思うので、その中の行きつけのお店に近い感覚を閲覧者に持ってもらうため、雑記や日記、ジャンル外の私生活の記事を入れることをおすすめします。
見ている人を引き込むのに、自分を売るというのは強い手段ですし、特化ブログの情報元としての信頼性も上がってくるので、ブランディングもしていきましょう。
こういった記事テーマを出していき、特化ブログ用の記事を埋めていきましょう!

人が集まる特化ブログを作り始めるには?構築編

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特化ブログを作る時には、テーマやEATも大切とお伝えしましたが、もっと大切なことがありますので、ここからはその点をお伝えしていきたいと思います。
まず、特化ブログを作ろうと思い立ったら、構成をしっかりと決めることです。
記事を書いていく上で、下記のような記事の種類に分類をしていき、目的をはっきりさせておきます。
そこに最終着地するように、サイト内のリンクやカテゴリを決めていく必要があります。

  • 集客用記事
  • 収益用記事
  • 回遊用記事
  • ブランディング記事

大枠で特化ブログで作成する記事の種類は、この4つになります。
最初の構成を考えていく上では、それぞれしっかりと決めてテーマを考えておいたほうがいいでしょう。
決めずに行き当たりばったりで記事を作り始めてしまうと、内容がブレブレになって、結果的にうまく構成がまとまらなくなったり、目的のページに誘導できなくなったりします。
それぞれの記事の内容はテーマ編の内容に当てはめると下記のようになります。

集客用記事

  • ニュース系やトレンド系などの、検索に引っ掛かりやすいワード
  • 実体験系の使用感を記載したレビュー
  • ランキングなどの迷っているユーザー向けの比較記事
  • 一つのジャンルの細分化記事

収益用記事

  • 実体験系のレビュー
  • ランキングなどの迷っているユーザー向けの比較記事

回遊用記事

  • 複数の情報をまとめて一覧化できる記事
  • 細分化記事のまとめ記事

ブランディング記事

  • 中の人の雑記や日記記事

これらの記事を配分していくのがいいでしょう。

大体の割合は、

  • 集客用記事40~60%
  • 収益用記事20~30%
  • 回遊用記事30~50%
  • ブランディング記事10~20%

これぐらいで配分します。
そして、特化ブログとして収益化を目指す場合には、サイト内部の導線もしっかりと考える必要があり、導線に沿って投稿する記事の内容を決めていく必要があります。
集客用の記事からスムーズに回遊用記事に向かう導線、回遊用記事に入ったユーザーが今度は収益用の記事に行く自然な導線、そして収益用記事が刺さらなかった時の保険になる記事などをしっかりと内部リンク繋げられるようにします。
もちろん、通常のブログと同様に関連記事だったりサイトマップだったりの導線は、別途で用意する必要もあります。
こうしたことを考えながら、最初の段階では構成を考えて構築していきましょう。
最初に考えた構成が出来上がる頃には、サイトの集客状況にも動きが出てくるはずなので、そこで自分のサイトのデータを確認しながら弱いところを補強していってください。
結果として記事の配分割合が変わってくることはありますが、基礎が出来上がっていればその先は臨機応変に対応していくべきなので問題ありません。
作成する優先順位は、集客用記事(トレンド系以外)→回遊用記事→収益用記事→ブランディング記事の順番です。
トレンド系はホットな話題が出て来ないと書けないので、無理に書かずにいいネタが見つかるのを待ちましょう。
最初にサイト構成を考え、それぞれの記事の導線を考えておくことで、後々の各記事を繋ぐ作業が非常に楽になります。
各記事のリンクは特化ブログでは必須なので、先に必ず考えておくようにしましょう。
こうして記事の構成を考えたら、次はタイトル・内容について大まかに決めていきます。
種類構成だけでは各種記事を繋げていくのは難しいので、大体どういう内容にしてどこに繋げる記事にするかというのをここで考えます。
記事を作る時に、特化記事を作るジャンル・キーワードのライバルリサーチもしましょう。特に、自分が専門的な知識を持っていたり、詳しいジャンルではない場合には、

  • どういう記事を作ればいいか?
  • どんな内容を盛り込めばいいか?
  • 収益ポイントはどうなっているか?

といった参考も得ることができます。
今回はある程度知識のある特化ブログの作成を前提にしていたのでこの段階で記載しましたが、もし自分の知識がないジャンルに挑戦する場合には、まず企画段階である程度リサーチをした方がいいでしょう。
ちなみにこういった各記事の相関図や構成、大枠の内容を繋がりまで含めて組み立てるのに便利なツールとして【MindMaster】というウェブアプリがあります。

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MindMasterは、1つのアカウントで5つまでマップを作ることができ、各マップに100まで項目を追加することができます。
無料版の利用でここまでできるので、今回のようなサイト構成を考える時に助けになってくれるでしょう。
内容とタイトルを考えるにあたって、SEOを意識したタイトルまで考えていきましょう。
先にタイトルまで決めておけば実際に書き出す時にスムーズに開始できますし、外注する場合でもしっかりとどういう内容が欲しいかを伝える助けにもなってくれます。
実際に動かし始めるために、ここまでの構成は先に準備しておいた方がいいでしょう。

人が集まる特化ブログを作り始めるには?運用編

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実際に記事を作り、特化ブログの更新を開始した時に意識しておきたいことがいくつかありますので、ここで紹介したいと思います。

サーチコンソールで定期的に狙ったワードで検索結果に表示されているか確認

記事をしっかり作るために下準備をしたわけなので、狙い通りになっているかは常に確認しましょう。
狙い通りの表示がされていない場合には、タイトルやディスクリプションに当たる書き出し部分の修正を行ったりと、記事のチューニングが必要になります。
うまく表示されている場合でもCTRが低い、順位が低い場合には、さらに手を入れていきたいところです。
この場合、CTRが低いのであればタイトルに惹きつける言葉を入れたり、順位が低い場合には内容をより充実させるといった対応が必要になります。

SNS運用して集めたいジャンルのユーザーやカテゴリを見つける

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特化ブログもブログなので、入り口は多いに越したことはありません。
SNSも当然、同時に運用していきましょう。
特にTwitterはトレンド系の記事とも相性がいいので、積極的に利用をしていきたいところです。
ただ新しい記事を流すだけでなく、ジャンルに合わせた投稿なども混ぜ合わせて行ったり、ハウツー記事の経過をTwitterに投稿したりと充実させてください。
フォロー先も、閲覧者になりそうなジャンルやカテゴリに属したユーザーと、そのジャンルで同様に情報発信している人に目をつけていきます。

サイト内のユーザー導線をしっかり確認する

記事同士のリンクをしっかり考えて設置したので、ユーザーが実際狙った通りに動いているか導線をしっかりと確認していきましょう。
基本的に見るのはアナリティクス上での平均ページビューの確認で、必要に応じてタグマネージャーなどの設定を行いリンクのクリックを取れるようにしてもいいでしょう。
特化ブログを強くしていきたいと思うなら、一度設定方法なども調べて、実際にやってみるのがいいと思います。
今後特化ブログを複数持つ予定があるならば、なおさら早めに使えるように覚えておきましょう。

被リンクがもらえるように意識する

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特化ブログできちんとした情報を作成できるようになると、1次情報として被リンクをもらったり信頼できる情報として紹介してもらえることもあります。
ただ、紹介されるのは待っているだけではなかなか難しいので、ある程度自分からもアクションを起こしていけるようにしましょう。
例としては、同ジャンルの他のブログに相互リンクを申し込んだり、1次情報の多いメディアに寄稿することができるか聞いてみて可能であれば寄稿させてもらったり、自分の別メディアからリンクを行ったり、SNSでも拡散を行ったりといったものがあります。
特に、相互リンク・寄稿・SNS拡散は特化ブログで狙っているユーザーに近しいユーザーを獲得できるようになるので、ある程度メディア運用を続けたら積極的にアクションしていきましょう。
注意点として、相互リンク・寄稿については、自分の情報の信頼性や正確性をはっきりさせられないと受けてもらうことは難しいので、まずは特化ブログの最初に決めた構成を完成させることが優先です。

まとめ

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ここまで特化ブログの特徴と作製、運用方法について紹介をさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
再三になりますが、特化ブログは専門的な情報を取り扱うことでSEOでの集客も狙いやすく、またユーザーをしっかり絞っていることで収益性も高くできるので、これからスタートするメディアとしてはおすすめの手法です。
ただし、一度作ったから終わりという形では、すぐにより良い情報を用意している特化ブログに負けてしまうので、しっかりとしたメンテナンスが必要になります。
実際に売り上げが出始めれば、メンテナンス自体も収益を上げるための苦労ということで楽しくなってくると思います。
それでも勉強することも多く、根気が必要なことなのは確かです。
自分の好きなジャンル、得意なジャンルであれば、そういった苦労部分はだいぶ軽減されるので、一度特化ブログを目指して作り始めてみましょう。

以上、特化ブログについてのご説明でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

本業は神戸でSEO対策とホームページ制作の事業所を運営しています。
ブログは、conohaWingのサーバーとSWELLのWordPressテーマを使って思うがままに書いています。
独学でプログラミングやスマホのアプリ開発をしたり、SEO対策とMEO対策の研究をしています。

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