ウェブサイトの収益化を考えた時に皆さんはどんな広告を利用しますか?
多くのウェブサイトはアフィリエイト・クリック広告・月極め広告などの広告をサイト内に掲載して収益を得ていると思います。
筆者は、今のところもしもアフィリエイトで収益を上げています。
もしもアフィリエイト会員登録中には別の形として記事広告の提供やサブスクリプションでの収益などを行っているところもありますがほぼどんなメディアでも行っているのがクリック広告です。
アドセンスのデメリットとしては、javascriptなので少しサイトが重くなるといったことがよく言われています。
アフィリエイトは申し込みや購入が無いと成果にならない、月極めも記事広告もクライアントがいなければ始められない、サブスクに至っては普通のメディアで行うにはかなりの記事制作力が無いとだめでしょう。
それと比べてクリック広告(CPC広告)の単価は高くないもののクリックが発生した時点で成果、という非常に成果ポイントが手前で収益が発生するのです。
ごくごく一部のアフィリエイト専門ページでもない限りは踏んでくれればラッキー程度で貼り付けておくことは無駄になりません。
本日はそんなクリック広告の中でも一番収益が高くて、それでいて審査も一番厳しいと言われる厳しいGoogleアドセンスに対して審査の対象になる方法と審査に落ちない方法、そして審査が通った後も気を付けることを解説していきたいと思います。
最後に要約もさせて頂いているので、お忙しい方は最後のまとめだけでもご覧頂けたらと思います。
Googleアドセンスポリシー違反で審査NGに
さて、実際にアドセンス利用に申し込むとわかるのですが特に審査などが無く普通にアドセンスの利用やタグの発行を始めることができます。
そして広告タグを普通に発行できます。
ASPを利用したことある方はわかると思いますが、だいたい普通はメディアの審査というのが入ります。
それで自分の所で持っている広告を配信するのにふさわしくない内容のメディアは掲載NGになったりします。
アドセンスにはそれが無いんですがじゃあ審査なんてないの?と言うかというともちろんそんなことはなく、厳しい審査が待っています。
というのもアドセンスの審査は、掲載タグ設置後に行われます。
仮通過して、審査しっかりされて掲載OK、NGとなります。
また既に審査が通っていてもある日掲載NGになる場合もあります。
審査が厳しいと言われるところはそういうところなんですよね。
また一度の審査でかかる期間もまちまちで、2~3日で済めばいいですが場合によってはもっと長期間を要することもあります。
筆者は、2週間くらいで審査が終わり修正点を連絡してもらいまいした。
そうした意味でもできるだけスムーズに、理想は一発で審査の通貨ができるようにしていきましょう。
実際に審査がNGになるケースは、Googleの中の人しか詳細は知りませんが、実例として審査NGを受けた例を紹介します。
アドセンスの審査を通すにはまずそもそものサイトテーマや記事でこれらのことを避けていかないといけません。
審査で引っ掛かりやすいアドセンスポリシーにも記載のあるケースの詳細を下記に挙げておきます。
- 性的なコンテンツ
- 衝撃的なコンテンツ
- 爆発物に関するコンテンツ
- 銃や銃の部品と関連商品に関するコンテンツ
- その他の武器および兵器
- 危険ドラッグに関するもの
- 煙草に関するコンテンツ
ここからはポリシーにはないのですが実際に審査に落ちたことのあるコンテンツになります。
またYMYL(Your Money Your Life)つまりはユーザーの財産と生命にかかわるコンテンツも今では非常に厳しいです。
- アルコールに関するコンテンツ
- オンラインギャンブルに関するコンテンツ
- 処方薬に関するコンテンツ
- 他社の著作物を侵害するコンテンツ
コンテンツで審査が落ちるケースは、上記が主になります。
コンテンツ内容以外で審査に落ちるケースももちろんあります。
コンテンツ問題で審査NGに
プライバシーポリシー&免責事項が無い
アドセンスを利用するメディアでは、プライバシーポリシーと免責事項についての明記は必須です。
こちらを忘れていて審査に通らないこともあります。
ちなみにコピペでいいかと思ってしまいがちな内容ですが、それぞれがなぜ必要なのか?という理念だけはしっかりと知っておいてください。
プライバシーポリシーは、メディア運営をしているとお問い合わせ等で相手の個人情報を取り扱うケースが出てきます。
そういった個人情報を何に使ってますよと言う明示化はどちらにしてもあった方がいいです。(SEO的にも)
アドセンスの審査を通すためのプライバシーポリシーについては盛り込まないといけない項目があるのでコピペでは、対応できないことがあります。
アドセンス審査にかかわる項目は、
- 第三者配信業者(広告業者)がアクセスしたユーザーのcookieを利用してそのアクセス情報に基づいて広告配信すること。
- Google自体が広告のcookieを使用してアクセスユーザーのアクセス情報に基づいてGoogle自身やそのパートナーが広告を配信すること。
- ユーザーは広告設定で上記のパーソナライズ広告のcookieを拒否、もしくは無効化できること。
- 他の広告配信業者を利用している場合それが表示されることの明記とリンクの設置。
- またGoogleと同様に他の広告業者もパーソナライズ広告のcookieを拒否、もしくは無効化できること。
これらの情報を盛り込んでください。
より詳細に確認したいのでしたら、
を参照してください。
免責事項については、広告を掲載するメディアとしてはほぼ必須になります。
要はうちのサイトに出ていた広告とかリンク先でトラブルあってもうちは知りませんよ、っていう宣言です。
ネットの知識が乏しい人(もうそんなにいないと思いますが)は思わぬところで勝手に怒ってきたりするのできちんと明記しておくことが大切です。
また、コンテンツ部分ではこういったモノもNGになるケースがあります。
第三者のページ内容を表示しているケース
今ではあまり利用されていませんがiframe等を用いて他所のサイトのコンテンツを表示させていると、Googleアドセンスの審査に落ちる場合があります。
規約違反のコンテンツをそちらで呼び出したりするケースもあるので仕方ないですね。
誤クリックや誤タップを誘発させるもしくはクリックを促すケース
必要情報へのリンクが小さくアドセンス広告の間に挟まれていて誤クリックないし誤タップを促しそうなコンテンツや設置してある画像と紛らわしい形で掲載してあるバナーなどの広告配置、そしてアドセンスのクリックを閲覧者に依頼するなど広告自体に興味がない人にクリックを促すようなケースはNGになります。
どうしてもクリックしてほしいから書いてしまいそうですがアウトですのでやめましょう。
そもそもコンテンツの内容が無い
アドセンスの審査に通らないケースをいろいろとお伝えしてきましたがそもそもの話で内容が無い、コンテンツとしてどういうものかわからない場合も審査に落ちてしまう可能性が高いです。
せめてそのサイトのコンテンツの方向性がわかるようにしておくか、ある程度のコンテンツのログがあった方が審査には通りやすくなります。
価値の低いコンテンツの価値の低い広告枠に対してはお金を出して載せられないというシビアな判断です。
先に広告、マネタイズにばかり目が行ってしまうこともありますがあくまで継続していき継続的に稼ぐのがマネタイズなので、慌てず積み重ねていく事を忘れないでください。
では、どのようにしたらGoogleアドセンスの審査を通過できるのか?そのコツについてもご解説したいと思います。
Googleアドセンス審査に通るために必要なこと
ここではGoogleアドセンスの審査に通過しやすい、という視点でどんな対応をしていくべきかについて解説してきます。
絶対必須ではないですが審査に通過しやすくなるので落ちるケースの対策と合わせてどちらも行いましょう。
まずアドセンス自体がGoogleが運営しているものですのでGoogleの検索エンジンの理念に沿ったものにする必要があります。
ほぼ現在のSEO対策の理念と近いものになっているのでこれらの施策で損をすることはありません。
検索結果のコンテンツはユーザーにとってためになるもの、疑問や悩みが解決するコンテンツに近づけるように
当然見に来たユーザーがためになったと思う、他の同じ悩みを持つユーザーの解決につながるようなコンテンツを目指すというのは必要です。
そのためにはそれなりに十分な内容と情報がある方が望ましいです。
ユーザーの使いやすい、回遊しやすいサイトになっているように
利用しているメディアの形に多少左右されてしまいますが、検索で来たユーザーが情報を探しやすいようなサイト構成になっているといいと思います。
わかりやすいケースではグローバルナビゲーションをつける、ブログで形式なら関連記事を表示させる、きちんとカテゴリとタグをつける、サイトマップを用意する等を行いましょう。
コンテンツ内容が独自性を持っている
審査に落ちる理由で記載した第三者のページ内容を表示しているものと近しいですが、コンテンツのコピーに近い内容のものではなく、自分の言葉できちんと記載することが重要です。
ある程度内容が近しいものがある事や、参考にしたものがある程度であれば問題はないので見に来てくれたユーザーの方を向いてコンテンツを作成するのがいいでしょう。
読みやすい記事を書くこと、近しい内容でも自分の視点での意見があることが必要だと思います。
コンテンツの充実性を高めるように
記事が複数ある充実したコンテンツを用意していることと実際それぞれのコンテンツの内容についてもある程度文字数のボリュームを確保しておきましょう。
もしくは画像がついているとか図解をしているような見やすく充実したものにすること、また必要情報がある内部リンクや引用などを付ける等の対策が挙げられます。
運営者情報を載せる
情報発信者の開示しているとこれもまた一つの評価になります。
とはいえ住所氏名などの情報をうかつにネット上には出したくないと思いますので、あくまで情報発信者が誰なのかだけを明示しておく程度で問題ありません。
問い合わせ先の設置
こちらも必須ではないですが、何かあったときにきちんと問い合せできるフォームが設置されていることでサイト自体の信頼性について担保できるようにしましょう。
もちろんGoogleが問い合わせてきて対応を見るようなことは無いですが問い合わせ可能かどうかが一目瞭然なだけで大きく違います。
無料フォームでも構いませんので、ページもしくは窓口を設置しておきましょう。
審査に通るまで他の広告も掲載を避ける
実際にアGoogleアドセンスの審査を通したい場合は、できれば真っ先に審査を行って、他の広告を掲載しない状態で審査を受けるのが望ましいです。
次項でも説明しますが自動表示される広告でコンテンツがNGになるケースもあり、また内容が無いのに広告が過剰、またはユーザビリティを阻害しているという判断されてしまうケースもあります。
とくにGoogleがSEO観点でも嫌っている過剰なヘッダー広告やインターステシャルやスプラッシュ広告、フェードインタイプのオーバーレイ広告などはやめておきましょう。
またアフィリエイトリンクについても、ユーザー視点から商品を売るためのものと思われ離脱を上げてしまう結果、あまりいいコンテンツと評価されなくなってしまいますので審査通過までは控えた方がいいです。
サーチコンソールでインデックスさせる
実際に検索で表示されないコンテンツ、記事の更新頻度がわからないコンテンツよりもしっかりGoogleに知らせているコンテンツの方が審査に通りやすい傾向があります。
昔であればPingとかを利用したのでしょうが今はGoogleのサーチコンソールを利用して更新情報やサイトマップを送信してコンテンツ量をしっかり知らせることができます。
審査の際に各サービスの情報がどれだけ関わっているかはわかりませんがどちらにしてもユーザーが来ないと収益にもならないのできちんとインデックスするようにしましょう。
審査に落ちた場合に短期間で何度も審査申請しない
審査に通過しなかった場合にやってしまいがちなのがこのすぐに再審査を繰り返すことです。
まず先にしないといけないのが審査に落ちた理由の改善になります。
何度も試していい人に当たればみたいな行き当たりばったりではいけません。
まずは、集中してNG項目の修正およびコンテンツの充実を図りましょう。
ちなみに同じページで同じような内容で審査に何度も落ちますとそのうち審査してくれなくなります。
つまりそのメディアではもうアドセンスの利用ができなくなります。
収益面でのマイナスも大きくなるので絶対にやめましょう。
アドセンス広告のスタート後にも起こりうる審査NG
さて、実際にアドセンスの審査を通すために気を付けることを記載してきましたがアドセンスは審査が厳しい!と言えるもう一つの理由が
ある日いきなりポリシー違反等を食らって広告が非表示にされてしまった。
というケースが結構よくあるのです。しかもだいたいこのケースはGoogleの間違いではなく実際に違反している原因があります。
ここでは、そんなケースと再度審査を通過する対応方法についてご解説したいと思います。
ある日いきなり広告停止される理由①・・・自動表示している広告でポリシー違反
アドセンスのポリシー違反を受けるケースでほかの広告が違反しているせいで、そのページそのサイトでは改善しないと出せないよって言われるケースがあります。
まず心当たりが無ければこのケースを疑ってみるべきでしょう。
アドセンス以外のクリック広告を利用しているならまずはその広告会社に相談してアドセンスも併用しているのでポリシー違反に当たりそうな広告が出てないか調べてほしいとお願いしたらだいたい解決してくれます。
自分で1つ1つ見てつぶしていくのは難しいので、遠慮なく広告屋さんを頼って解決するべきケースです。
ある日いきなり広告停止される理由②・・・RSS表示でポリシー違反
他所サイトとのRSS表示によるアクセストレードや外部ニュースサイト紹介、今の時代でもまだまだ根強くやっている所もあると思いますがここに表示される文言や画像でポリシー違反になることももちろんあります。
画像だけでなく文字でもアウトになったりします。
伏せ字にしていてもアウトになります。
他所サイトのコンテンツ紹介している場合にはそちらでポリシー違反が起きていないかを確認してみてください。
ある日いきなり広告停止される理由③・・・実はNGだったコンテンツ
一度審査に通って動き始めたとしても、再度審査されることも当然あります。
その際に実はやっぱりNGだったという事で停止をされてしまうケースもあります。
ただこのケースの場合、どこのページがNGなのかを教えてくれるのでなんでダメなのかがわかりやすく、対応しやすいです。
他の広告でのポリシー違反の発生なんて本当に自分ではわかりづらいですからね。
ある日いきなり広告停止される理由④・・・自分でクリックしすぎた
間抜けなケースですが、結構ありがちなので記載致します。
どうしても最初は収益にならなかったり、収益になってもほんの少しずつでもお金になるとやる気出る!などを考えて自分でクリックしちゃったり知り合いに毎回クリックをお願いしちゃうようなケースです。
これははっきり言いますがGoogleは、しっかり見ています。
1か月ぐらいはバレずにできるかもしれませんが、このケースの場合広告の非表示ではなくアカウントの一発停止されてしまうので絶対やめましょう(一応異議申し立てはできます)。
そもそもコンテンツを作成してマネタイズを行う人がそんな低い志では長続きも難しいですから。
アドセンスをスタートした後に再審査されて停止してしまうケースについて解説してきました。
ちなみに途中でのポリシー違反を回避しつつその内容を記事にするために、カテゴリなどによって広告を出し分けるという方法があります。
ポリシー違反になりそうな記事には専用のカテゴリをつけるようにして、そのカテゴリの場合のみアドセンスではなく別の広告会社のクリック広告を表示するという方法です。
WordPressなどではこういった工夫がしやすいので、コンテンツが多岐にわたってポリシー違反が不安になったり怒られるケースが出てきたら試してみてください。
Googleアドセンスの審査を通すためのまとめ
最後になりますが、今回のGoogleアドセンスの審査を通す方法を簡潔にまとめていきます。
- きちんと役に立つコンテンツを作る
- Googleがやるなと言っていることをやらない
- 見に来たユーザーの使いやすさを重視する
端的にまとめるとこれさえ押さえておけば、アドセンスの審査は通ります。
広告が邪魔せず、サイト内を回遊しやすい作りで必要な情報を探しやすく、その内容がしっかり役立つこと。
そしてGoogleがだめって言っていることに気をつけてできる限り順守すること、推奨しているユーザビリティのアップに準拠していること。
これこそがGoogleアドセンスの審査に落ちない確実に通すための方法になります!
以上、Googleアドセンスについてのご説明でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。