最近では、ネットでショッピングするほかにお店での支払いなど、金銭に関することもスマートフォン一台でかんたんに利用できるようになりました。
しかも、アプリも多種多様にあり、正直どこで何のパスワードを設定したのかわからなくなっている方も多いのではないでしょうか。
パスワードが漏れてしまうと重要な情報が知られてしまうため、しっかりと管理しなければいけません。
適切なパスワード管理について、紹介していきます。
パスワードが漏れるとなぜ怖い?
万が一自分が使っているパスワードが漏れてしまうと、クレジットカードを勝手に使用して商品を購入されてしまう危険性があります。
自分が何も操作していないにもかかわらず、ログインIDとパスワードを勝手に入力して使われてしまうのです。
その後、さらにパスワードを変えられてしまい、いざ自分がログインしようとするとできない場合もあります。
かんたんに推測できるものを使用していると、総当たり攻撃された時にすぐわかってしまう危険があるのでわかりにくいものにしておく必要もあります。
多要素認証を積極的に利用する
大手の企業をはじめサイトの中には、パスワード以外でも本人かどうか確認する方法も進んでいます。
たとえば、パスワードを入力した後に、「あなたの出身小学校は?」などと問いかけがあり、初期で設定した答えを入力しないとログインできません。
ほかにも、電話番号認証も導入しているサイトが多く、登録している電話番号にパスコードが送られてきて入力しないと開けないようになっています。
ただ、必ず設定するように促してくれるサイトもありますが、中にはまだ任意な場合もあります。
任意の場合でも積極的に多要素認証を利用すれば個人情報が漏洩するリスクを減らせますので、積極的に活用しましょう。
強度の高いパスワードとは
いくつも別のパスワードを設定してしまうと、どこで何を使っていたのかわからなくなってしまいます。
正直悩みたくないから、すべて登録するサイトのパスワードは一緒にしたいと思う方も多いかもしれません。
しかし、自分が暗記しやすいパスワードは、悪用しようと盗み取る犯人からも予想されやすいものの可能性があります。
強度の高いパスワードとは、かんたんには予測できない複雑なものです。
意味のある言葉にするよりも、ローマ字の大文字、小文字、数字をランダムにつなげたほうがわかりにくくなります。
さらに、文字数は15文字以上が好ましく、記号も設定できるのであれば積極的に取り入れたほうが良いでしょう。
意外に危険なExcel管理
パスワードを管理する際にわかりやすいように、Excelを利用している方もいるかもしれません。
特に意味のわからない文字を羅列してしまうと、暗記しきれないものです。
プライベートで使うものだけでなく、会社で利用しなければならないものもあるでしょう。
しかし、Excelは絶対に漏洩しないとは限らず、もしかしたらファイルごと情報が盗まれてしまう危険性があります。
盗まれてしまってからでは遅いため、別の方法を考えたほうが良いでしょう。
Googleのパスワード設定も便利
最近ではGoogleの中でパスワードを管理でき、いちいち長いものを入力しなくても自分のブラウザからであればログインできるようになっています。
Googleで手軽にログインできるように設定をしておけば、手間が省けて便利です。
しかし、かんたんにログインができる設定にしておくと、悪用されてしまう危険性がないわけではありません。
Googleのアカウントにログインする時にも二段階認証にしておくと、安心して使えます。
スマートフォンでも便利に使えるサービスも展開していて、Google Authenticatorを使うとさらに強固に管理できます。
ワンタイムパスワードもアプリ上で生成してくれるため安心です。
パスワード管理のアプリを使う
覚えきれないパスワードを管理できるアプリもあり、大変便利です。
有料で高そうなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、無料のアプリもあります。
価格も大切ですが、選ぶ時には安全性がどこまであるのかを見ておきましょう。
どんなにお得でも安全性がいまひとつであれば、大切なパスワードを盗まれてしまう可能性があります。
パスワードアプリの中でも暗号化通信が強化されているもので、さらに二段階認証が付いているものを選びましょう。
中にはパスワードが危ないサイトに流出していないか監視する機能が付いているアプリもあり、銀行やショッピングで金銭を支払う時にも安心です。
文字だけでなく、記号などを使う場合も問題なく利用できるアプリもあります。
まとめ
パスワードはかんたんで自分が覚えやすいものが良いと感じてしまう方もいるかもしれませんが、悪い人に悪用されてしまってからでは大変です。
金銭面をはじめ、家の住所や家族構成など個人情報がバレてしまい大変な思いをしてしまうかもしれません。
Excelでは危険なため、Googleで二段階認証にしたりパスワード管理してくれるアプリを利用したりして対策を行いましょう。
以上、パスワード管理についてご解説でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。