最近、徐々に認知度が上がってきているLINE公式アカウント。
LINEでお店や企業のアカウントを作り、LINEユーザーにLINEのメッセージなどの様々なアイテムで直接情報を届けることができるサービスです。
飲食店などの店舗を構えている商売や、YouTube配信のようなネットサービスなどの無店舗型のサービスどちらでも強力なアイテムとして使っていくことができます。
大きな理由としては、日本のLINEの普及率の高さが圧倒的に高く、利用率は70%を超えていて10代は90%を超えているという強みにあります。
業種や事業規模に関わらずアカウントを無料で開設できるため気軽に運用してくことができます。
今回はLINE公式アカウントの驚くべきノウハウを分かりやすく説明していきます。
LINE公式アカウントとは何か?
LINE公式アカウントは、LINEでお店や会社のアカウントを作ることができ、一般ユーザーにメッセージの送信やお店の魅力を紹介することなどのことができるサービスです。
1度LINE公式アカウントに登録してもらえると簡単にLINEのメッセージでDMを送れたり、タイムラインの投稿がユーザーに反映されたりと商品やサービスを紹介できる機会を増やすことができます。
無料プランでも十分に集客や宣伝することができますので、初めは無料プランから使っていけるのもとても親切な設計です。
LINEメッセージやタイムライン投稿など様々な情報配信のツールがあるため、少ない労力で多くのLINEユーザーにお店やサービスの情報を発信することができて、売上アップやブランディングにとても効果的です。
今では一部上場企業でLINE公式アカウントを運用していない会社はないくらいビジネス宣伝ツールとして使われていますが、運用方法や機能がまだ一般世間に広まっていないというのが現状です。
そのため今回は、LINE公式アカウントをまだ開設していない方にも分かりやすく売り上げやブランドの知名度アップができるようになるまでを詳しく書いていきたいと思っています。
スマホ版LINE公式アカウントのインストール方法
LINE公式アカウントのアプリは、App StoreとGoogle Playどちらも対応していて、今回はApp Storeのインストール方法を説明していきます。
Androidをお使いの方は、申し訳ございません。
App Storeを開き、LINE公式アカウントと検索すると、次の画面が表示されます。
赤丸でチェックしている箇所をタップしてインストールしていきます。
インストールしたLINE公式アカウントを開き、左上のメニュータブからアカウントの作成を押してアカウントを作成していきます。
アカウント名や業種などを打ち込むと5分もかからずにアカウントの作成ができます。
アカウント作成後、アカウント名や会社の名前をすぐに変更することができるのでご心配いりません。
YouTubeにLINE公式アカウント開設の分かりやすい動画がありましたので、アップしておきます。
【LINE公式アカウント作り方】超初心者向けパーフェクトガイド!(スマホ・iphone編)
LINE公式アカウントの作り方
LINE公式アカウントは、PC版からでもスマホ版からでも作成することができます。
公式アカウントの作成と聞くとハードルが高く時間がかかりそうなイメージを持つかもしれませんが、必要事項を入力すると何度も言いますが5分とかからずアカウントを作成することができます。
PC版は下記のボタンから、必要事項を入力し、アカウントを作ることができます。
認証済みアカウントの作成か、未認証アカウントの作成かを選択することができるので目的に応じて好きな方を選んでください。
なお認証済みアカウントの作成には審査があり、LINEが定めるルールや審査基準をクリアできなければアカウントを作ることができないのでご注意ください。
未認証アカウントを作成後に認証済みアカウントに移行することもできますので、一旦未認証アカウントを作成するのも1つの手です。
LINE公式アカウントの機能説明と基本設定
LINE公式アカウントには様々な機能がついていますが、メインになるのは効率的な宣伝や集客になります。
無料の宣伝ツールでは飛び抜けて集客力が高く、LINEと紐づいているためログインや管理がとても簡素化され使いやすくなっています。
無料プランでは、一ヶ月に1,000人分無料でメッセージを送ることができます。
メッセージの種類は、
・テキスト・スタンプ・写真・クーポン・リッチメッセージ・リッチビデオメッセージ・動画・ボイスメッセージ・リサーチ・カードタイプメッセージ
と11のタイプから選べ、集客の目的に応じて使い分けることができます。
今現在は新型コロナ対応無料配信という、コロナに関わるメッセージの配信を無料で特別にすることができます。
1つのアカウントにつき、1日2回までメッセージを配信することができます。
またプロフィールも様々設定することができ、認証済みアカウントの場合はそのプロフィール情報を基にホームページを無料で作ることもできます。
友達追加時のメッセージや公式アカウントの返信メッセージなどは、あらかじめ設定したものを自動で送信してくれます。
よって、無料であるにもかかわらず運用知識をつけて使いこなすと、少ない労力で売上が大幅に上がるほどの集客力をもっています。
最初の設定と、次に友達追加の数を増やし、最後に無駄のない運用をすれば効率よく生産性を高めていけます。
LINE公式アカウントの公式ページより基本機能のご説明を引用しておきます。
メッセージ配信
友だち追加したユーザーにメッセージを送ることができます。
チャット機能
ユーザーからの問い合わせに対して、LINEのトークと同じように直接コミュニケーションができます。自動応答の設定も可能です。
リッチメニュー
ユーザーがLINE公式アカウントのトーク画面を訪れた際、画面下部に大きく開くメニューです。
※WEB版のみご利用いただけます。
タイムライン投稿
友だち登録しているユーザーのタイムラインに情報を投稿することができます。
販促機能
店舗で使用できるクーポンを作成し、メッセージとして配信することができます。また、デジタルのポイントカードを作成することも可能です。
LINEコール
ユーザーからLINE公式アカウントに無料で通話・ビデオ通話ができる機能です。
友だち追加広告
友だちを獲得するための広告をLINE上に出稿できる機能です。
※認証済アカウントのみご利用いただけます。
レポート機能
ユーザーの反応をレポートで確認することができます。
LINE公式アカウントより引用。
スマホ版でのLINE公式アカウントの基本情報を設定する方法のYouTubeを紹介しておきます。
ぜひアカウントを作った方は視聴しながら情報を設定して頂けたらと思います。
【LINE公式アカウント】基本設定についてご紹介
LINE公式アカウントの種類は2種類
LINE公式アカウントは、『認証済みアカウント』(ネイビー)と『未認証アカウント』(グレー)の2種類あり、LINE社の審査を通ったものは認証済みアカウントとして公式のバッジを付与されます。
認証済みアカウントをおすすめする理由をLINE公式アカウント作成ページから引用すると、
・LINEアプリ内の検索対象になる(LINEアプリ内の「友だち」検索結果に表示され、流入が見込めます。)
・販促用ポスターデータがダウンロードできる(LINEキャラクターの店舗用ポスターをダウンロードできます。店舗などに掲示して友だち追加を促進することができます。)
・請求書決済が利用できる(株式会社ラクーンが運営するBtoB掛売り・請求書決済サービス「Paid」を利用できます。)
などの様々なメリットがあります。
とはいえ、未認証アカウントでも基本的なLINE公式アカウントのシステムを利用でき、有料プランへの移行もすることができます。
現在LINE公式アカウントの審査に時間がかかるようになっており、一か月以上かかる場合もあるようです。
そのため先に未認証アカウントを作成するのも一つの手かもしれません。
LINE公式アカウントページでも、
店名・サービス名で検索をされたくないなど、クローズドに運用される方には未認証アカウントをおすすめします。「LINE公式アカウントの開設より引用」
と未認証アカウントの説明が書かれています。
そして特にメリットが大きいと思ったものが、認証済みアカウントはLINE公式アカウントの情報をwebサイトで公開できるようになります。
LINE公式アカウントのwebページはとてもドメインパワーが高く、リンクを3つ貼れることも大きなメリットだと思います。
webサイトのデザインもスタイリッシュでとても見やすく友達追加の機会を増やすことができるので、友達追加の増加の割合はwebページからも多くなっています。
それと友達追加のため、ポスターのダウンロードとポップやショップカードのノベルティの購入は認証済みアカウントしかできません。
お店での友達追加にとても便利なツールのため、特に接客業のビジネスは友達追加のチャンスを作りやすいのでおすすめです。
そのためLINE公式アカウントを本格的に運用するには、認証済みアカウントにする必要があると言えます。
ご自分のビジネスやサービスに合わせて認証の審査をするかどうかを決めて頂けたらと思います。
LINE公式アカウントのベーシックIDとプレミアムID
LINE公式アカウントのベーシックIDは、アカウント開設の時に自動的に付与される英数字がランダムに作成されたIDのことをいいます。
プレミアムIDは、月額100円または年間1,200円の料金を支払うことで自分の好きな英数字で作成できるIDのことをいいます。
プレミアムIDは、先に取得された重複する英数字のみ取得することができなくなっており、@を除く18文字以内でIDを作る必要があります。
IDはLINEの検索からLINE公式アカウントを閲覧することができるため、ランダムなものではなく覚えやすいIDにすると効果的かもしれません。
LINE公式アカウントから広告収入が入る!?
実は、LINE公式アカウントからもYouTubeのように動画で収益化(マネタイゼーション)することができます。タイムラインの動画の再生時間や友達数の条件をクリアすると、収益を受け取ることができるのです。
収益化の条件は、LINE For Businessより引用しています。
タイムライン投稿に広告を掲載することで、広告収入を得ることができる機能です。※タイムラインのフォロワー数が500人以上、かつ1ヵ月以内の動画の累計再生時間が50時間以上のLINE公式アカウントが利用可能です。※資格要件は24時間ごとに行われます。確認するタイミングによって資格要件のステータスが変わることがあります。
この条件をクリアしたのち、審査をクリアすれば収益を受け取ることができるようになります。
YouTubeの収益化の仕組みとかなり似ています。
ですが、タイムラインのフォロワー数が500人などの厳しいハードルをクリアするのは大変です。
そこで、LINE公式アカウントの友達を増やすことができるツールなどをうまく活用してフォロワー数や再生時間を獲得していきます。
収益化の条件をクリアした後の設定やルールについて説明していきます。
LINE公式アカウントの収益化の設定から収益化のON・OFF設定をONにして送金先情報を入力します。
収益化できる投稿は30秒以上の動画投稿で、複数の動画の投稿は収益化できないので気をつける必要があります。
収益の結果は、棒グラフでデータを見ることができるのでLINE公式アカウントの運用の分析に有効活用が可能です。
LINE公式アカウントの友達追加のツール
LINE公式アカウントでは、友達追加のために様々なツールを用意してくれています。
QRコードの付いた友達追加の無料のポスターや、QRコードの付いた名刺などの有料のノベルティはパソコン版でログインするとダウンロードや購入することができます。
QRコードを自社のホームページに配置するだけでも閲覧数の多いサイトであれば、多くの友達追加が見込めます。
それではQRコード以外の友達追加のご紹介と、今回はスマホ版でできるSNSでの宣伝などについて説明していきます。
スマホ版のLINE公式アカウントを開き、ホーム画面の真ん中あたりにある友達追加のボタンを押すと次の画面が出てきます。
ここからURLの付きのTwitter投稿やホームページでの友達追加のボタンのソースコードなどを手に入れることができます。
FacebookやインスタグラムのプロフィールにLINE公式アカウントのURLリンクを貼ることや、友達追加の特典を付け、友達追加を促すことにより友達数を増やすことができます。
友達追加のQRコードが付いたポスターのダウンロードやノベルティの購入は、PC版のLINE公式アカウントの左側にあるメニュータブの友達を増やすをクリックして下にスクロールをした画面にあります。
ポスターは下記の画像の3種類のレイアウトと、7種類のキャッチコピーを組み合わせた21種類から選ぶことができます。
キャッチコピーは、以下の7種類になっています。
・LINEでお店のクーポンがもらえる!
・友だち登録でクーポンをプレゼント!
・うれしい情報をLINEでお届け!
・友だち登録でお得な情報をGET!
・LINE限定のお得な情報配信中!
・お店の最新情報をGET!
・セール情報配信中!
次は、ノベルティについて説明していきます。
ノベルティは6種類あり、
- 三角POP 400円
- 三角POP(自由記入枠あり) 400円
- ステッカー 150円
- ラミネートパネル (A4) 800円
- ラミネートパネル (A5) 500円
- ショップカード100枚セット(名刺サイズ) 2,500円
といったラインナップになっています。
三角ポップは、友だち追加用QRコードやアカウント名とIDが印字されており、自由記入ありの方は友達追加の特典などを記入できるため自由度が上がります。
サイズは、幅102mm×高さ138mm×奥行き68mmとなっていますので、街中でよく見かけるポップの大きさだと思います。
ステッカーにはQRコードやアカウント名とIDは印字されていませんが、窓ガラスにも張ることができるため、多くのユーザーにLINE公式アカウントの登録店舗ということを周知できます。
ラミネートパネルとショップカードは、名前の通りなのでご説明を割愛させていただきます。
ノベルティには、梱包費250円と地域によって変わる送料もかかってきます。
ですので、ノベルティの購入はなるべく1度で済むようにまとめて購入することをおすすめします。
自分の運用にあった宣伝ツールは簡単に手に入れることができますので有効に活用してください。
LINE PayでLINE公式アカウントを連携して友達追加!
上記でご説明した友達追加の設定画面からなんとLINE Payを連携することができます。
国がキャッシュレス化を進めたことによりLINE Payの普及率も順調に進んでいるような印象があります。
マイナンバーカードの連携で手に入るマイナポイントはLINEPayで受け取ることができますので、まだキャッシュレス手段をお持ちでない方はLINEPayを導入されるとお得かもしれません。
連携するとお客様がLINE Payで料金を支払った後にLINE公式アカウントが表示されるようになり、友達追加を促すことができます。
飲食店やアパレルなど会計することが多い業種には一日何度も友達追加のチャンスを作ることができるため、売上アップに直結していきます。
LINE PayとLINE公式アカウントを使っている店舗はぜひとも連携設定をしてみてください。
【公式】LINE Payの始め方
LINE公式アカウントの第一印象?挨拶メッセージの設定
LINE公式アカウントをユーザーに友達追加してもらえると、追加したと同時に自動的にLINEメッセージが送られるシステムになっています。
その最初のメッセージが挨拶メッセージで、メッセージ配信の11種類から様々カスタマイズして複数メッセージを無料で送ることができます。
これはメッセージ配信の月1,000回にはカウントされないため、うまく使うとメッセージ配信の回数を減らさずにユーザーに情報を配信することができます。
挨拶メッセージはデフォルトの定型文が設定されているため、何も設定しなくても下記のようなメッセージを配信してくれます。
LINE公式アカウントの運用目的や狙っているターゲットのニーズを満たす設定をして効果的に挨拶メッセージを使ってみてください。
挨拶メッセージと自動の応答メッセージを連動するように設定すると良いとされていて、挨拶メッセージで自分のアカウントでできることを伝えてユーザーがアクションを起こしたら、キーワードに反応する応答メッセージで返事するといった流れになります。
LINE公式アカウントのAI応答メッセージ
AI応答メッセージは、6種類の業種カテゴリーから自分の業種を選ぶとそのジャンルに適切なメッセージを返してくれます。
業種カテゴリーの種類は、
- 美容(美容院、ネイルサロン、エステなど)
- 飲食(カフェ、レストラン、居酒屋など)
- 教育(学校、専門学校、習い事など)
- 宿泊施設(ホテル、旅館、民宿など)
- リテール(小売店、アパレルなど)
- その他(当てはまる業種がない場合)
から選ぶことができます。
そこから挨拶メッセージのようにデフォルトの定型文が設定されているので、自分なりにカスタマイズしてオリジナルのメッセージを自動返信できるようにします。
自動返信するかしないかは、Botかチャットで設定ができます。
チャットは自動返信しない、Botは自動返信する、それぞれに設定が可能です。
BotはAIによる自動返信、チャットは人が対応するため中の人がいるということになります。
LINE公式アカウントのクーポン
クーポン作成のメリットは定期的にクーポンを配信することでアカウントのブロックを減らせる傾向にあるとされている点と、クーポン次第で他のLINE公式アカウントとの差別化できる点にあります。
LINE公式アカウントのホーム画面のクーポンのボタンから簡単にクーポンを作成することができます。
クーポンで設定できることは、
- クーポン名(60文字以内)
- 有効期間(開始日時、終了日時、タイムゾーン)
- 写真(10MB以下の画像、ファイル形式はJPG・JPEG・PNGで推奨サイズは縦横ともに640px)
- 利用ガイド(500文字以内)
- 詳細設定(抽選、公開範囲、使用可能回数、クーポンコードの有無、クーポンタイプ[その他、割引、無料、プレゼント、キャッシュバック])
設定できる範囲の自由度が大変高いためフレキシブルにクーポンを使いこなすことができます。
LINE公式アカウントクーポンと抽選
LINE公式アカウントのショップカード
LINEのショップカードもクーポンと同様、無料ですぐに作成できるためリピーターの育成や増加にとても効果的な販促アイテムです。
ショップカードというよりは、ポイントカードになりますが便利なアイテムなのでこちらも詳しく説明していきます。
ショップカードで設定できることは、
- デザイン(ブラウンなどのイラストが表示されたものが10パターンあります。キャラごとにイメージカラーが変わってきます。)
設定項目
- ゴールまでのポイント数、ゴール特典、背景画像[3MB以下の画像でファイル形式はJPG・JPEG・PNGのみで推奨サイズは1920px×960px]
- カード有効期限(有効期限は自分で好きな期間にカスタマイズできます。)
- 有効期限の通知(通知のオフや最大1か月前から通知することができ、有効期限の前日に通知に設定することができます。)
- カード取得ボーナス(ショップカードを取得したと同時に付与されるポイントで最初にポイントがもらえるとポイントを集める意欲を高める効果があるとされています。)
- ポイント取得制限
- 利用ガイド
またランクアップポイントカードも作ることができるため、来店頻度の高いビジネスにおいてとても重要なアイテムといえます。
LINE公式アカウントのリッチメニュー
リッチメニューは、トーク画面の下側に表示される画像付きの案内メニューのことを指します。
Canvaでは、LINE公式アカウントのリッチメニューやリッチメッセージのテンプレートがあるので、個人的にとてもおすすめです。
<CanvaのLINEリッチメッセージテンプレートはこちら>
リッチメニューでをタップして使える機能は、「リンク」「クーポン」「テキスト」「ショップカード」でいろいろなものを紹介することができるようになっています。
リッチメニューの表示のテンプレートは様々用意されており、最少2つ最大6つのコンテンツを表示できるテンプレートなどがあります。
テンプレートの小は5種類、大は7種類あり自分のLINE公式アカウントに合った好きなものを選択することができます。
LINE公式アカウントリッチメニュー作成方法
LINE公式アカウントのタイムライン
通常のLINEと同様にLINE公式アカウントでもタイムラインに写真や動画、テキストなどを位置情報付きで情報を投稿することができます。
タイムラインでテキストと一緒に投稿できるものは、
- 写真または動画
- スタンプ
- クーポン
- URL
- リサーチ
となっています。
投稿する日時は今すぐ投稿か、配信する日時を選択して予約配信することができます。
投稿は、投稿済み・下書き・予約の3つに分類されています。
投稿済みものは、下記のデータを見ることができます。
再生数(3秒以上) 再生数(1分以上) インプレッション クリック コメント いいね 収益化 宣伝 投稿日時
またタイムライン設定では、ユーザーインタラクションという箇所からいいねやコメントを受け付けるかどうか、コメントやスタンプの自動承認をするかどうかを選択することができます。
公式アカウントの料金プラン
LINE公式アカウントの機能は無料と有料で機能はまったく変わりませんが、無料のメッセージ通の数に応じた料金プランになっています。
料金のプランは、無料を含めて3パターンあります。
初めは無料からはじめて、メッセージ数に応じて料金プランを変更できる仕様になっているためとても良心的なシステムになっています。
LINE公式アカウントの友達数が多くなってくるとあっという間に月間1,000通に達してしまうのでその時にライトプランに移行すると良いかもしれません。
月額固定費以外に追加のメッセージ料金もあり、ライトプランだと1メッセージ単価が5円とかなり割高であるため気を付けないと思わぬ出費になってしまいます。
あらかじめメッセージの配信スケジュールやユーザー数の増加などを想定したうえでLINE公式アカウントの運用をして頂けたらと思います。
LINE公式アカウントのレビュー
LINE公式アカウントでもクチコミを書いてもらうことができ、Googleマイビジネスのようにクチコミに返信することが可能です。
返信したコメントはすべてのユーザーに表示され、ユーザーがレビューを削除した場合は返信コメントも削除されます。
積極的にレビューに返信してユーザーとの信頼関係を構築することを公式ページでも勧めています。
また来店したユーザーにクチコミのリクエストすることも良いとされていますので、クチコミを促すポスターなどを作成するのも良いようです。
LINE公式アカウントのプロフィールの設定
LINE公式アカウントを作成してもプロフィールがしっかりと設定していなければ、友達追加しても自身のビジネスを知ってもらえません。
プロフィールの設定にはそこまで時間がかからないので、アカウント作成のついでに設定してみてください。
今回は、スマホ版での設定方法を説明していきます。
スマホ版のアプリのLINE公式アカウントを開き、右下側にあるプロフィールのボタンを押します。
すると次の画面が出てきてここからプロフィールをカスタマイズしていくことができます。
基本情報の入力項目は、
・紹介文・営業時間・予算・電話、電話番号・webサイト・予約・支払い方法・設備・住所
このように分かれており、表示するか表示しないかはプラグインごとに決めることができるため、自分の好きなようにカスタマイズすることができます。
認証済みアカウントでWeb版プロフィールを表示にチェックを入れると、LINE公式アカウントのホームページを作ることが可能です。
自分のビジネスやサービスの特色を活かせる設定にしてみてください。
LINE公式アカウントのデータ分析
スマホ版のLINE公式アカウントでは、友達の数や友達の性別や地域などのデータを素早く見ることができます。
ホーム画面の下側にあるグラフのアイコンのマークからLINE公式アカウントの運用に必要なデータを見ることができます。
データ分析できる内容は、
- 友達(友達追加数、ターゲットリーチ数、ブロック数)
- 友達追加経路
- プロフィール(ページビュー、※ユニークユーザー)※プロフィールを表示したユーザーを1日ごとに算出し、対象の期間の数を集計した数を表した言葉です。
- プロフィールのレビュー
- メッセージ(通数、配信数)
- チャット(手動応答、自動応答)
- タイムライン(投稿、フォロワー)
- クーポン
- ショップカード
上記のデータを調べたい期間を選んでその期間の数字を見ることができるため、データ収集をせずに気軽にデータを分析することができます。
友達数やフォロワー増加の理由などを分析することでさらに友達数を増やすマーケティングに気づくことができるかもしれません。
こちらの機能も大変優秀なためぜひ使いこなしてみてください。
LINE公式アカウントで宣伝できるLINE広告とは?
LINEユーザーに向けて広告を掲載することができるサービスをLINE広告といい、以前はLINE Ads Platformと呼ばれていました。
【LINE広告】LINEを集客に活用しませんか?
LINE公式アカウントの情報をLINE内で掲載することができ、掲載個所LINEのトーク画面の上部やLINE NEWSなど様々な広告部分になります。
広告が表示されるサービスをすべて表示すると、
- Smart Channel(LINE内でもっともアクティブなトーク画面の上部に広告が掲載されます。)
- LINE NEWS(LINE広告の公式で新製品の発売情報や即時性のあるコンテンツとの相性が良いとされています。)
- タイムライン(10代から60代までの幅広いユーザーに利用されており、ブロックの有無にかかわらずすべてのユーザーに表示されます。)
- LINEマンガ(2013年4月から開始されたサービスで、10代と20代の利用率が高いサービスです。)
- LINE BLOG(2014年11月からサービスが始まっており、7割のユーザーが女性で20代から40代の世代のユーザーが多くなっています。)
- LINEポイント(LINEポイントは、特定の条件を満たすとポイントがもらえるサービスで40代から50代のユーザーの利用率が高くなっています。)
- LINEショッピング(約250社の総商品1億点をLINEから購入できるサービスです。こちらもLINE BLOGと同じくユーザーの7割が女性となっています。)
- LINE広告ネットワーク(一部の外部アプリメディアへの配信も可能となっており、幅広いユーザーにリーチすることができます。)
以上の8つに掲載広告を掲載できるようになっています。
また、LINE広告は一部の業者・商材は掲載することが難しくなっているため、LINE広告を検討される方はまず利用できるかを確認することをお勧めします。
LINE公式アカウントの実際の運用方法
ここまで、LINE公式アカウントの開設から簡単な機能やサービスの説明してきましたが実践的な運用方法を解説していきます。
LINE公式アカウントの友達が増えても、お客様の来店数や商品の販売数が増えなければ運用していてもメリットを感じることができません。
ですが再現性の高い運用方法を試すことで、効率よく売り上げを増やすことのできる可能性が高くなります。
お客様の来店数が増えると良いビジネス(飲食店やアパレルなど)
筆者は自営でバルをしていてネット集客では実績があり、再現性が高い運用方法だと考えています。
お店にお客様が来れば来るほど売り上げが上がりやすいビジネスの場合は、来店時に特典やポップ案内で友達追加を促すようにして友達数を増やしていきます。
LINE Payの導入や友達追加でおまけをサービスするなどに当たります。
雨が降ったり寒くなってきたりで、来店数が減る要因がある場合に新しい商品の案内やディスカウントセールで再来店率を上げることにより来店数を上げていきます。
継続的に来店時の友達追加ができる場合は、継続していけばいくほど新規顧客をリピーターにすることができるため、売り上げを増やしていきやすくなります。
もともと、来店数が少なく友達追加の増加が少ない場合のビジネスでは効果が表れるのに時間がかかってしまいます。
対策としては視界の絶対数を増やすことにより、友達追加の案内を多くの方に見てもらうことが大切だと思います。
チラシやホームページ、ブログやLINE公式アカウントの広告など様々な手法があるため、自分のビジネスに合う対策をしながら新規顧客とリピーターの開拓をすると効果的だと考えています。
知名度やブランドイメージが良くなると良いビジネス(単価の高いビジネスなど)
単価の高い商品やサービスを購入する場合は期待値も当然高くなってくるため、信頼性や独自性、世間での評価の高さなどが大きな要因になります。
そのため視界の絶対数も大切ですが、ブランドイメージや信頼性があってこそ、販売数を増やすことができます。
友達の追加数は安心や信頼性が高くないと増えにくいと言うことは、逆を言えば友達数が多いということはそれだけ基盤がしっかりしているともいえます。
単価の高いビジネスは店舗で友達追加を促しつつ、タイムラインで上質な宣伝動画を流すことや、公式サイトからの逆輸入などで視界の絶対数と販売数を増やしていくことが重要です。
要約すると宣伝をしながら友達追加を促し、かつ自社の独自性や新商品をブランディングしていくといった運用スタイルが良いと考えています。
また、単価が高いビジネス以外でしたらオンラインで買い物ができるサイトなどもこの運用方法が当てはまると考えています。
オンラインで注文から商品やサービスの受け取りが完結しているため、信頼性の高さや競合相手との差別化は必須になるためです。
以上、LINE公式アカウントについてのご説明でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。